日本小児臨床アレルギー学会でも、世界喘息デーが告知されていました。

【世界喘息デー(5月6日)】
「世界喘息デー2025」について紹介いたします。当学会は全ての喘息患者のQOL向上を目標に掲げている観点から、このイベントを会員の皆さまに紹介しております。
世界喘息デーは、1998年にGlobal Initiative for Asthma(GINA)によって初めて制定され年々規模を拡げており、世界喘息デーの日は、世界各国で何百もの啓発活動が行われる世界で最も重要な喘息イベントとなっています。
2025年は、5月6日 火曜日が「世界喘息デー」です。GINAの公式サイトでは、以下のURLより2025年の世界喘息デーを案内しています。
https://ginasthma.org/wad-2025/
2025年の世界喘息デーのテーマは、「Make Inhaled Treatments Accessible for ALL」です。喘息は現在でも最も一般的な慢性疾患のひとつであり、2億6,000万人以上が罹患し、世界中で今なお毎年450,000人以上もの方が亡くなっています。
わが国ではガイドライン等により標準的治療が普及し、喘息の管理は大変向上するものとなりました。しかし世界では今なお、治療の根幹をなすステロイド吸入薬が流通しない、あるいは高価なために入手できない低所得国があり、世界の喘息死の96%がこれらの国々で発生しています。これは、高所得国であっても起こり得ることであり、予防可能な喘息死が世界中で発生しています。
GINAは、喘息患者が疾患コントロールおよび発作治療の両方に不可欠な、ICS/LABAを含めた吸入薬へ適切にアクセスできるよう、その必要性を政府、製薬企業やサプライヤーに訴えています。そして私たち医療従事者は、エビデンスに基づいた治療・管理の方法を患者さんに適切に提供する責務あります。
そしてGINAのWebサイトには、「世界喘息デー」で行ったイベント・企画を、報告して欲しいと書かれています。この機会に、喘息の啓発活動を行い報告してみましょう。
喘息で苦しむ人々がまだ多くいる事を世界に知ってもらい、患者さんの生活の向上となるように、どうか「世界喘息デー」を周知し活用して下さい。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です