2023年の世界喘息デーのテーマは「Asthma care for All」

2023年は5月2日(火)が「世界喘息デー」です。

Global Initiative for Asthma (GINA)の公式サイトでは、以下のURLにて2023年の世界喘息デーを案内しています。
https://ginasthma.org/2023-world-asthma-day/

ようやく日本でも新型コロナウイルス感染症(Covid-19)への対策が緩和されてきました。

まるで世界中のすべてのヘルスケアリーダー達がすべてCovid-19 の対策に追われている様な数年間でした。

当然、世の中にはまだまだ様々な病気があり、Covid-19の対策と並行して、様々な病気に対しての支援を続けなくてはなりません。

人類は喘息の患者さん達にも支援の手をいつでも差し出せる事を知ってもらうために、この「世界喘息デー」を使いましょう。

GINAは、2023年の世界喘息デーのテーマとして「Asthma care for All」を掲げています。

喘息の罹患率と死亡率の負担の大部分は、低・中所得国で発生しています。

GINAは、有効で品質が保証された薬剤の入手と利用を確保するようヘルスケアリーダーに奨励し、喘息による困難を減らすように努めています。

「Asthma care for All」のメッセージは、すべての支援国にたいして、効果的な喘息管理プログラムの開発と実施を促しています。

さて、私たちは喘息患者さんに、いま何ができるでしょうか。

GINAのWebサイトには誰でも実践できる「喘息デーの提案(2023年版)」が紹介されています。
https://ginasthma.org/wp-content/uploads/2023/02/WAD-Activities-2023.pdf

患者やその家族向けの勉強会などならできるかもしれませんね。

上記の提案に、日本では馴染みがないかもしれませんが、ヒントになることが多く書かれています。

そしてGINAのWebサイトには「世界喘息デー」で行ったイベント・企画を、報告して欲しいと書かれています。この機会に、喘息の啓発活動を行い報告してみましょう。

喘息で苦しむ人々がまだ多くいる事を世界に知ってもらい、患者さんの生活の向上となるように、どうか「世界喘息デー」を周知し活用して下さい。