か行

喘息百科事典 か行

                         喘息百科事典トップへ戻る 

  • 過小治療 under-treatment

不十分な薬で治療が行われていること。喘息の場合、抗炎症薬(主として吸入ステロイド薬)の1日量が足りないこと。吸入ステロイド薬が含まれていない喘息治療を指す場合もある。アンダートリートメント。

  • 過剰治療 over-treatment

有効な薬が過剰に使われて治療が行われていること。喘息の場合、抗炎症薬(主として吸入ステロイド薬)の1日量が多すぎること。多剤併用療法(効果の不十分な喘息薬を何種類も同時に使うこと)や、吸入ベータ刺激薬の過剰使用などと混同されることもある。

  • 気管支拡張薬 bronchodilator

狭くなった気管支を元通りに広げ、呼吸を楽にする薬。吸入薬、経口薬、注射薬、貼付薬、坐薬の5種類がある。効果が出るのが速い薬と遅い薬がある。発作治療には速効性の短時間作用性吸入ベータ刺激薬が推奨されている。

  • 気道過敏性 airway hyperreactivity

気管支がさまざまな刺激に対し、容易に、強く収縮する性質。喘息という病気の最大の特徴。

  • 吸入ステロイド薬 inhaled corticosteroid

吸入器で投与されるステロイド薬の総称。長期管理薬の1つで、気管支の炎症を抑え、発作を起こりにくくする。慢性喘息の第一選択薬。ドライパウダーとエアゾール、吸入液の3つの剤型がある。

  • 吸入ベータ刺激薬 inhaled beta-agonist

気管支拡張薬の1つ。一般に、速効性のものは発作治療薬として使われるが、効果時間は短い。遅効性のものは効果時間が長く、長期管理薬として用いられる。(ホルモテロールは長時間作用性だが速効性で、例外的である)

  • 経口ステロイド薬 oral steroid

合成された副腎皮質ステロイドの経口薬。喘息治療の際は短期使用(3~7日程度)が原則。重症喘息の場合は少量を長期間服用することもある。副作用として、糖尿病、高血圧、骨粗しょう症など。

  • 経口ベータ刺激薬 oral beta-agonist

気管支拡張薬の1つ。吸入ベータ刺激薬に比べると1回に使用する量が多く、動悸や振戦などの副作用が出やすい。吸入ベータ刺激薬が吸えない場合に用いられることもある。

  • 減感作療法 hyposensitization therapy

ハウスダスト(ダニ)などのアレルゲンを少量ずつ注射して、発作を起こりにくくする治療法。重大な副作用が生じることもあり、最近ではほとんど行われていない。

  • 抗炎症薬 anti-inflammatory

喘息治療において、気管支の炎症を抑える薬の総称。吸入ステロイド薬を初めとするステロイド薬全般をさすことが多い。ロイコトリエン受容体拮抗薬にも弱い抗炎症作用が認められる。

  • 口腔内カンジダ症 oral candidiasis

吸入ステロイド薬の副作用の1つ。口の中にカンジダというカビが生える。うがいによって予防可能。

  • 好酸球 eosinophile

アレルギー反応に関係する白血球の1種。